2010年8月8日日曜日

楽園

久しぶりに、日本の本をゲット。宮部みゆきさんの「楽園」です。
喜んで読み始めたら、面白くってやめられなくて、ちょっと寝不足気味になりました。

やっぱり、日本語の本は速く読めるわ~。

とは言いつつ、私は文章を味わいつつ読むほうなので、日本語でも読むのは遅めです。

さて、宮部みゆきさん。

どこかの書評でも似たようなことが書かれていた記憶がありますが、彼女の作風は各登場人物の人物描写・状況説明がとても詳細で、突然、関係あるのかないのかわからないような登場人物の状況説明が延々となされ、本筋に戻った時に「あれ、どんな話だったっけ」と以前のページをぱらぱらめくって確認することしばしば。

でも、その登場人物描写が、近所で他人の噂話を聞いているような面白さがあり、やめられなくなるのです。
そんなこと思うのは私だけ?

本作でも、いろいろな登場人物について、その家族構成、両親、祖父母の代までさかのぼった説明があり、だから今、この人はこんな生活をしている、ということが納得できます。
一見、無駄な枝葉のようなこの情報が、彼女の作品を奥深いもの、そして読みはじめるととまらないものにしているんだろうなあ、と思います。

ちなみに、本作は彼女の作品の中でも有名な「模倣犯」の登場人物が複数でてきます。

「模倣犯」をまだ読んでない私としては、ちょっとくやしい。

今度里帰りしたら、「模倣犯」をゲットしないと!



2010年7月25日日曜日

Small Business Accounting

最近、経理(Accounting)の勉強を始めました。
と言っても、独学でテキストブックや、経理関係の本を読んでいるだけ。
ゆるゆるです。

まずは取っかかりに、経理の大きな流れがわかるよう、
Small Business Accounting という本を読んで見ました。

この本は、小規模ビジネス向けの、簡易簿記の指南書です。

複式簿記は複雑すぎて、自営業など経理専従者を雇うことができない小規模ビジネスでは敬遠されてしまう。
特に起業するような人の中には、細かい経理処理に疎い人が多い。
また、銀行口座を一つしか使用しない程度の規模のビジネスでは、複式簿記は必ず必要ではない。
それよりも、日々のお金の流れの確実に、系統的に記録して行くことが大切だという本です。

自社が発行した請求書(入金管理)、受け取った請求書(支払い管理)、小口現金の扱い、クレジットカードやローンで購入したものの扱いとう、わかりやすく説明されています。

必要なデータを日々記帳して、決算は会計士にその資料を渡してやってもらう、というのが基本スタンスですので、決算についての説明は粗め。多分、この本だけ読んで決算までするのは、ちょっと無理がありそうです。

昔、ロンドンの小さな会社で経理を含む事務のアルバイトをしていたことがあるのですが、ほぼこの本に書いてある通りの処理をしていました。

将来、自分のビジネスを立ち上げる、という方には役に立ちそうな本です。
(うちも、起業したいという野望はあるのですが…。)






実は、日本の経理の知識もない状態で、いきなり英国の経理を勉強しています。
会計用語を母国語である日本語で知らないというのは、問題があるかと思い、
日本の簿記の参考書を日本にてゲット。参考として横においております。